買われる国

ここのとこ、ドル円ベースでの円高傾向に拍車がかかってますね。
外資による日本国債の買いが原因か?と言われてますが、本来であれば国家として喜ばしいことです。

自国債が国内だけでなく、海外からも資金運用先として魅力(安心?)を感じて貰え、自国通貨の価値が高くなるということは、それは国家としての魅力があり、国家として強いということです。

・・・ですが。
なんとはなしに世間に漂う悲壮感(がありそう感じ)はなんなんでしょうか?

ニュースでも1円の円高で自動車メーカの利益がどんだけ減るか、とか、国債発行残高の対GDP比の高さから財政破たんが近いとか、そんなんばっかが目につきます。

自動車産業だって、元々国内の需要が飽和してきたことから海外へ売上を求めたわけでしょうし、国債だって、少子高齢化による構造的な問題を解決(先延ばし?)するために発行し続けているわけです。たぶん。

各自動車メーカが自国内だけに留まり、給付年金を削減して、かつ増税してた方が、今よりも明るい未来だったんでしょうか?

国家として経済成長し(GDPが増え)、国民一人当たりの可処分所得を増やすのは、求めるひとつの形だと思います。
であれば、起こった結果を後ろ向きに捉えるのではなく、今の強みを活かした国家経営をしていかないといけないのかと。これは政治家に丸投げするのではなく、マスコミ含め、民間レベル、いったら個人レベルで考えていかないといけないことだと思うのです。

低コストで資金を集められるなら、(その信用があるうちに)できるだけ資本を強化し、強い自国通貨をもって積極的に海外へ資本投下して運用すべきかと。それが国家としての稼ぎになるわけですから。個人レベルでも、強い日本人として積極的に海外に進出し、そこで稼ぐべきかと。

悲観的になるのは、自国内だけでビジネスをし、生活する前提の人が多いかららでしょうかね。
空洞化は困るなぁ、的な。

今の強みは明日も強みかどうか解りませんので、やはり、今すべきことをすべきですよね。
私個人としては、まずは住宅ローンを借り換えて債務の圧縮を狙うべきかと検討中。笑 

黄金の羽根の拾い方、読み直したくなりました。

投稿者 Taka : 2010年08月05日 11:17

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