ナッジ NUDGE
この何日か、急に寒くなってきましたね。。
秋も終りでしょうか。
さて、読書の秋ということで、今読んでる本のご紹介を。
最近、流行りの行動経済学ですが、事例が身近なので、行動分析として原因と結果の関係が非常に解りやすく纏められています。日常の数ある選択肢の中で、何を選ぶか?は無意識に行っている(と思ってる)ことが多いと思いますが、そこに選択肢の提供側(本書では選択アーキテクトと呼んでいる)のさりげないアドバイス(本書では「ナッジ」(NUDGE))がいかに加わっているか。
複雑な因果関係にある選択をする際に、提供側が適切なナッジを効かせることで、利用者の選択コストを大きく下げることができる、ということです。
もちろん、選択にかける工数をコストだと思わず、それ自体を楽しんでいるケースもあると思います。女性が買い物するときとか・・苦笑 そこでも、数ある商品の中から最終決定を下す際に、心地よいナッジがあると、ショッピングという行為の満足度が大きくなると思うのです。
これは、あらゆるビジネスシーンで、検討し活用すべき考え方だと思いました。心地よいやりとり、さりげないアドバイス、情報が多ければ多い程、その選択コストを下げる"サービス"が求められてくるのかと。
・・・ちなみに。
本書は、日経ビジネスオンラインの(広告?)記事での紹介を読み、著者が相田みつを氏の「にんげんだもの」にとても共感を覚えたという内容に興味を持ち、会社の帰りに近所の書店で購入したのですが、、、、、
実は、新刊発売当初にamazonで購入しており、帰宅後、我が家の本棚に同じ表紙の本が並んでいるのを見つけました。。。泣
今回も同じくamazonで購入しようとしてたら「この本は既に購入されてますが、宜しいですか?」などのさりげないアドバイスがあったかもしれませんね。。
『本は再読にこそ意味がある』と某出版社のエライ人から聞いていたのですが、仰る通り、2回目は本当にすっきりと理解できたので、やはり再読は価値があると思いました。
あ・・・!これも、2冊目を買わせる、某出版社のナッジだったとか!?笑
投稿者 Taka : 2009年11月04日 11:47