今さらながらですが・・・

ウェブ進化論読みました。

梅田氏が執筆された2006年時点において、『次の10年の考察』なので、まぁまだ大丈夫でしょう・・・。汗
過去~現在の検証、そして未来への含蓄ある考察がほんとうに多かったのですが、私の読後感としては、テクノロジーの進化がもたらすビジネスチャンス(ビジネス構造の変化)は幾万通りもあるとしても、そうはいっても商売の原理原則は普遍だよな。ってことです。

この原理原則とは、「いかに売上をあげるか」「いかにその為の費用を削減するか」の両セットです。

楽天やヤフーは囲い込みによるフローで商売をする。かたや、amazonやGoogleのように情報を公開する(リンクする)ことによって形成される無数の個の成果を、さらに集約することによって商売をする人達がいる。

まあ、どっちのやり方でも、その成果物に『満足』している人が居るわけで、皆さん、その成果物にふさわしい対価を支払ってるわけです。この対価こそが「売上」で、Webページへのアクセス、および物品の購入、サービスの利用など。もちろん、直接的に「サービス利用会費」として金銭を支払っている場合もあると思いますが、むしろそのケースの方は少数でしょう。(売上全体の割合としては軽微でしょう)

ですが、そもそもそのサイトを訪問すること自体が、ユーザにとってはお金と同じく貴重な資源である「時間」の提供であり、そのサイトの価値を高めていることに他なりません。ですので、その「売上」をあげるための「費用」のかけかたとして、amazonやGoogleは新しいやり方なのかと。

『Cost2.0』

ってネーミングではダメでしょうか? (いやらしい?笑)


さてさて、私がコンピュータ(ソフト)業界の仕事に携わるようになってから、ほぼ10年ほど経ちました。当時を思い起こしても、当業界の技術変化の様は「まだ10年かっ!?」ってくらい変わってます。仕事のススメ方もだいぶ変わりました。アナログ→デジタルに。

ですが、
「目標を成し遂げたときの達成感」
「仲間と酒を飲みながら大騒ぎしているときの開放感」
「お客様から有難うと言われたときの満足感」
・・・・・
これらは、10年前からなんら変わっていませんし、この先10年も変わらないと思います。

弊社では今期中に新しいWebビジネス(Webサービス)をスタートさせるべく、現在、議論を重ねています。もしかすると、このサービスが今の弊社のビジネスモデル(生業)を根底からひっくり返すくらい、インパクトのある結果を生み出すかもしれません。

が、このWebサービスがどんなに収益的に大成功しても、(またはしなくても、)私が今ままでも、そしてこらからも大事にしていきたいのは、このサービスを生み出せる「弊社の社員」の技術力・発想力であり、ちょっとみなで役割分担してやってみようぜ?と思える「仲間」への信頼や協同性なのです。

これこそが「組織」に所属するということの真の意味であり、「組織」としての強みを活し明日への活路を切り開く源ではないでしょうか。

そして、ビジネス上一番大事なトコ!この「想い」というコストは非常にリーズナブルであり、かつ、費用対効果が抜群に高いのです!(笑)そのような場の提供および雰囲気を醸造することが、私の最大のタスクだと認識しています。(技術的分野ではたいした貢献ができそうもないので・・・^^;)


まもなく夏ですねぇ。弊社の今夏もアツ~~くなりそうですヨ!

投稿者 Taka : 2007年06月04日 16:46

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